SOCとCOCの違い
船社が貸すコンテナ(COC)と、荷主が所有するコンテナ(SOC)。返却義務の有無がもたらす費用と手配の違いを解説します。
01所有者と返却義務が違う
COC(Carrier Owned Container)は船社が所有するコンテナです。運賃に使用料が含まれ、荷卸し後は指定された場所へ返却します。通常の輸送はこちらです。
SOC(Shipper Owned Container)は荷主が所有するコンテナです。コンテナ自体を購入するため初期費用がかかりますが、返却義務がありません。
| COC | 船社所有/返却が必要/ディテンションが発生しうる/運賃に使用料が含まれる |
|---|---|
| SOC | 荷主所有/返却不要/ディテンションなし/コンテナ代が別途 |
02SOCが有利になる場面
次の条件に当てはまるほど、SOCの利点が大きくなります。
返却先がない仕向地——内陸国や、船社のデポが近くにない地域です。COCだと返却のために長距離を空コンテナで戻す必要があり、その費用と時間が丸ごと不要になります。
引き取りに時間がかかる仕向地——通関に日数を要する国では、COCだとディテンションが積み上がります。
コンテナごと売却・活用する場合——到着地でコンテナ自体を倉庫や什器として使う、あるいは売却するケースです。中古コンテナの需要がある地域では、輸送費の一部を回収できることもあります。
逆に、機器の回転がよく返却が容易な航路——北米西岸、東南アジア、東アジアなど——では、通常どおりCOCで問題ありません。
03SOCの手配方法
コンテナの調達から船積みまで一括で対応できます。等級(カーゴワージー等)や製造年のご希望があればお知らせください。新造(ワンウェイ)コンテナの手配も可能です。
船社によってはSOCの持ち込みに条件があり、受け付けない航路もあります。仕向地と時期をお知らせいただければ、可否を含めてご案内します。
詳細はSOCコンテナの手配をご覧ください。
FAQよくある質問
SOCのほうが総額で安くなりますか?
仕向地によります。コンテナ代がかかる一方、空コンテナの返送費用とディテンションが不要になります。内陸仕向地や返却先のない地域では総額で下回ることが多く、返却が容易な航路ではCOCのほうが安く済みます。
SOCでも海上運賃は同じですか?
コンテナ使用料が含まれないぶん、COCより低い運賃が適用されるのが一般的です。ただし船社によって扱いが異なります。
中古コンテナでも船積みできますか?
カーゴワージー(船積可能等級)であれば可能です。等級を満たさないコンテナは船積みできないため、調達時に確認します。
この記事について
この記事はOCEAN FREIGHT JAPAN(SK株式会社)編集部が、国際輸送の実務経験と公的機関の一次情報をもとに作成・監修しています。内容は掲載時点の情報に基づくものであり、最新の法令・規則は各公的機関の公式情報をご確認ください。