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貿易実務ガイド

HSコードの調べ方

関税率や規制の判断はすべてHSコードから始まります。構造の理解と、調べ方・確定させる手段を解説します。

執筆・編集:OCEAN FREIGHT JAPAN 編集部|最終更新日:2026年8月20日

01HSコードの構造

HS(Harmonized System)は、世界税関機構が定める商品分類です。輸出入申告、関税率の決定、統計、各種規制の判断に使われます。

上2桁(類)大分類。例:第40類はゴム製品
4桁(項)中分類
6桁(号)ここまでが国際共通。どの国でも同じ
7桁目以降各国独自の細分。日本は9桁、米国は10桁など

重要なのは6桁までは世界共通という点です。輸出側と輸入側で7桁目以降が違っても、6桁が一致していれば同じ品目を指しています。取引先とのやり取りでは6桁を基準にすると齟齬が減ります。

02調べ方

日本からの輸出であれば、税関が公開している輸出統計品目表で調べられます。輸入国側の税率を知りたい場合は、その国の関税率表を参照します。

分類で迷いやすいのは次のような場合です。

複数の素材でできている——主たる特性を与えている素材で分類するのが原則です。

セット品——小売用にセットされたものは、本質的な特性を与える構成品で分類します。

部分品——完成品の部分品として分類されるか、素材で分類されるかは品目により異なります。

03事前教示制度で確定させる

分類に確信が持てない場合、税関に照会して事前に見解を得られる制度があります。文書による回答を受けておけば、通関時の判断が食い違うリスクを避けられます。

分類を誤ると、関税率の誤り(追徴や還付)、規制品の見落とし(輸出許可漏れ)につながります。特に輸出貿易管理令の該非判定はHSコードだけでは決まらないため、別途の確認が必要です。詳しくは輸出許可が必要な貨物をご覧ください。

FAQよくある質問

HSコードは誰が決めますか?

申告者(輸出者・輸入者)の責任で決定し、通関業者が確認します。最終的な判断は税関が行います。

輸出国と輸入国でHSコードが違うと問題ですか?

6桁まで一致していれば通常は問題ありません。7桁目以降は各国の細分なので違って当然です。6桁から違う場合は、どちらかの分類に誤りがある可能性があります。

HSコードは変わることがありますか?

あります。HS条約は数年ごとに改正され、品目の新設・統合が行われます。長く扱っている品目でも、改正時には確認が必要です。

この記事について

この記事はOCEAN FREIGHT JAPAN(SK株式会社)編集部が、国際輸送の実務経験と公的機関の一次情報をもとに作成・監修しています。内容は掲載時点の情報に基づくものであり、最新の法令・規則は各公的機関の公式情報をご確認ください。

本記事の内容は掲載時点の法令・規則に基づく一般的な情報です。個別の輸出可否や規制の該当性については、最新の公的情報および専門家(通関業者等)にご確認ください。

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