OCEAN FREIGHT JAPAN OCEAN FREIGHT JAPAN
貿易実務ガイド

リーファーコンテナの使い方

温度管理が必要な貨物を運ぶ冷凍・冷蔵コンテナ。ドライコンテナとの違い、設定温度の考え方、注意点を解説します。

執筆・編集:OCEAN FREIGHT JAPAN 編集部|最終更新日:2026年8月20日

01リーファーコンテナとは

冷凍機を内蔵し、庫内温度を一定に保てるコンテナです。生鮮食品、冷凍食品、医薬品、化学品など温度管理が必要な貨物に使います。

ドライコンテナと大きく違う点が3つあります。

容積が小さい——冷凍機と断熱材のぶん内寸が減ります。同じ40フィートでもドライより積める量は少なくなります。

電源が必要——CY、本船、シャーシのそれぞれで通電が要ります。通電が途切れると温度が保てません。

費用が高い——機器の調達費、電力費、点検費が加わるため、運賃はドライより大幅に上がります。

02設定温度と積付け

設定温度は貨物ごとに異なります。冷凍なら−18℃前後、チルドなら0〜5℃前後が一般的ですが、品目ごとの適正温度は荷主側で指定する必要があります。

重要なのは、リーファーコンテナは庫内温度を保つ機器であって、貨物を冷やす機器ではないという点です。常温の貨物を入れても設定温度まで下げるには時間がかかり、その間に品質が落ちます。あらかじめ冷やした状態で積むのが原則です。

積付けでは冷気の通り道を確保します。床のTフロア(溝のある床)を塞がないこと、天井まで詰め込まないこと、壁面に密着させすぎないことが要点です。

03手配時の注意

機器の確保——ドライより台数が限られます。特に細い航路では早めの手配が必要です。

通電の確認——CYでのプラグイン、本船上のリーファープラグ数には限りがあります。ブッキング時に確保されているか確認します。

温度記録——輸送中の温度履歴を記録する機能があります。品質クレームが起きた際の判断材料になるため、取得方法を事前に確認しておいてください。

当社は40HCのドライコンテナを専門に扱っています。リーファーが必要な貨物はその旨をお知らせください。

FAQよくある質問

リーファーをドライとして使えますか?

物理的には可能で、機器を止めて使う「ノンオペレーティング」という扱いがあります。ただし運賃はリーファーとして計算されるため、コスト面の利点はありません。

温度設定を輸送中に変更できますか?

原則できません。船上での設定変更は船社の作業になり、対応可否は事前の取り決めによります。設定は積み込み前に確定させてください。

停電したらどうなりますか?

短時間であれば断熱により温度は保たれますが、長引くと影響が出ます。港湾混雑で通電待ちが発生することもあるため、余裕を持った日程が重要です。

この記事について

この記事はOCEAN FREIGHT JAPAN(SK株式会社)編集部が、国際輸送の実務経験と公的機関の一次情報をもとに作成・監修しています。内容は掲載時点の情報に基づくものであり、最新の法令・規則は各公的機関の公式情報をご確認ください。

40HCの海上輸送は当社にご相談ください

積地・揚地と貨物の内容をお知らせいただければ、複数船社のレートを比較してご提示します。アカウント登録は無料です。

無料で見積りする