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貿易実務ガイド

輸出通関に必要な書類

コンテナ輸出で最低限そろえる書類と、仕向地によって追加で求められる書類を整理します。不備が出やすい記載箇所もあわせて解説します。

執筆・編集:OCEAN FREIGHT JAPAN 編集部|最終更新日:2026年8月20日

01基本の書類

どの仕向地でも共通して必要になるものです。

インボイス売買の内容を示す書類。品名・数量・単価・金額・取引条件を記載
パッキングリスト梱包の明細。個数・正味重量・総重量・容積を記載
船積依頼書荷主から乙仲・フォワーダーへの手配依頼。B/Lの記載内容の元になる

この3点がそろえば通関手続きに進めます。インボイスとパッキングリストの記載内容が食い違うと差し戻しになるため、作成後に突き合わせてください。

02仕向地によって必要になるもの

品目や仕向国の制度に応じて追加されます。代表的なものは次のとおりです。

原産地証明書——EPA/FTAの特恵税率を使う場合に必要です。商工会議所発給のものと、自己申告制度によるものがあります。

各種許可・承認——輸出貿易管理令に該当する品目、ワシントン条約対象品、中古機械などで必要になります。

燻蒸証明・熱処理証明——木材梱包材を使う場合、多くの国でISPM15に基づく処理が求められます。オセアニア向けは特に厳格です。

検査証明・適合証明——サウジアラビア、トルコなど、輸入国の制度で船積み前検査が求められる場合があります。

03事前申告が必要な仕向地

書類とは別に、出港前の電子申告が義務づけられている地域があります。遅延や記載不備には罰則があり、船積みが拒否されることもあります。

米国ISF(10+2)/AMS。本船出港の24時間前までに申告
カナダACI(事前貨物情報)。米国とは別制度
EU・英国ENS(入港前積荷情報)

これらは荷受人・製造者の情報まで求められるため、船積み直前に慌てると間に合いません。ブッキングの段階で必要項目をご案内します。

FAQよくある質問

インボイスは英語で作る必要がありますか?

英語が一般的です。仕向国によっては現地語の併記や、領事査証を求められる場合があります。

中古品でも通関できますか?

品目によります。中古機械・中古車・中古タイヤなどは仕向国側で輸入規制がかかることがあり、年式制限や検査証明が必要な国もあります。仕向国の要件を事前にご確認ください。

書類作成は代行してもらえますか?

B/Lの記載内容や船積書類のご案内は当社で行います。インボイス・パッキングリストは荷主さまでご用意いただきますが、記載事項のご相談には対応します。

この記事について

この記事はOCEAN FREIGHT JAPAN(SK株式会社)編集部が、国際輸送の実務経験と公的機関の一次情報をもとに作成・監修しています。内容は掲載時点の情報に基づくものであり、最新の法令・規則は各公的機関の公式情報をご確認ください。

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